ときがわ町に住む方々、特に小さな子供がいるご家庭で、今特に不安に感じているのは
「放射線」の影響ではないでしょうか。
先ほど会った保育園のお母さんも、とても心配そうに話していました。
TVは時にセンセーショナルに、私たちの不安感をあおり、
新聞に書かれていることも、専門家ではない私たちには理解が難しいです。
インターネット上の情報も、玉石混交で何を信じていいのかわからない状況です。
ただ、ネット上の情報でも比較的、中立的、客観的なものをいくつか見つけましたので、
ご紹介します。
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●原発に関する分かりやすい解説
大前研一氏(動画)
http://www.youtube.com/watch?v=U8VHmiM8-AQ
MIT研究者Dr. Josef Oehmenによる福島第一原発事故解説
http://news.livedoor.com/article/detail/5414245/
サイエンスメディアセンター 原発に関するQ&Aまとめ+ [3/16-05:23更新]
http://smc-japan.sakura.ne.jp/?p=956
環境エネルギーと原子力を学ぶ学生による原子力Q&A
http://nucqa.exblog.jp/
2ch【物理板】福島原発、放射能を説明・解説して差し上げるスレ
http://blog.livedoor.jp/news23vip/archives/3606900.html
●ツイッターでの速報
早野龍五 東京大学理学部 物理学科長
http://twitter.com/hayano
東大病院放射線治療チーム
http://twitter.com/team_nakagawa
首相官邸 災害情報
http://twitter.com/Kantei_Saigai
これらやその他のサイトから得られた情報を基に、
私の理解の範囲で、今(2011年3月16日)の状況をお伝えします。
(専門家ではないので、詳しくは分かりません。
ただ子を持つ親として、ときがわ町に住む一人として、
今の自分に出来ることをしようと思います。)
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●放射線量
「さいたま市の空間放射線量が一時、平常時の40倍近い1222ナノシーベルトに
上昇したと発表した。
保健医療政策課は、“1222の値は、胸部レントゲン写真を1回受ける際に浴びる
放射線量(約5万ナノシーベルト)の2.4%程度。健康被害を心配する数値ではなく、
冷静に対応してほしい”と呼びかけている」
県は衛生研究所のモニタリングポストで常時、1時間ごとの放射線量を調べている。
同課によると、平常時の値は32〜60ナノシーベルト。
15日午後4時現在は、119ナノシーベルトとなっている」
2011年3月16日(水)埼玉新聞 1面
⇒この記事でのポイントは、「ナノシーベルト」という単位です。
1000ナノシーベルト(nSv)=1μ(マイクロ)シーベルト
1000マイクロシーベルト=1ミリシーベルト
人間が1年間に自然と浴びる放射線は、1〜2.4ミリシーベルトと言われています。
「マイクロ」は「ミリ」の1/1000 「ナノ」はその更に1/1000です。
つまり単位で「ナノ」「マイクロ」が出ているときは、本当に少ないと考えて良いです。
(平常時の40倍とか聞くと怖くなりますけどね)
●放射線の人への影響
「被ばくした放射線量が、例えば100mSv(ミリシーベルト)以下では、ただちに健康に
影響を及ぼすことはありません。
また被ばくした放射線量がたかいほど、数年後から数十年後にがんになる危険性が高まると
考えられますが、その危険性は、例えば100mSv(ミリシーベルト)の放射線量で、
0.5%程度です。これは喫煙や食事などの生活習慣を原因とするがんの危険性よりも
数十分の一程度低い値で、過度に心配する必要はありません」
独立行政法人 放射線医学総合研究所 H23年3月14日 13時50分更新
http://www.nirs.go.jp/information/info.php?i3
「放射線の健康影響において、一つの基準となるのは、100ミリシーベルトです。
100ミリシーベルト以下なら、臨床影響はみられていません」
サイエンスメディアセンター 原発に関するQ&Aまとめ+ [3/16-05:23更新]
http://smc-japan.sakura.ne.jp/?p=956
⇒「100ミリシーベルト」以下であれば人体への影響は無いと考えてよさそうですね。
であれば、今報道されている「ナノシーベルト」「マイクロシーベルト」レベルであれば
心配する必要は無さそうですね。
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これからも時折、このブログやツイッターで情報共有していきます。
(ツイッター http://twitter.com/masahiro_sekine )
大変な状況ですが、何とか乗り切っていきましょう!